はい、ということで今回は今巷で話題になっているボヘミアン・ラプソディを見てきたので感想を書いていきたいと思います!
結論から言うとすごい面白かったです!!
折原は20代だし、クイーンについては特にリアルタイムで聞いていたわけでも勿論ないし何曲かしっている程度の知識しかなかったのですが、それでも十分に楽しめました!
なので、折原と同じようなクイーンの名前や曲は軽く知っているという程度の方がフラット映画館へ行かれても十分に楽しめると思います!
ネタバレありで、ここからは書いていこうと思いますのでネタバレされたくない!っていう方は閲覧注意です!
クイーンのただのドキュメンタリー映画ではなかった
この映画は一言で言ってしまえば、クイーンというバンドの成功の歴史のドキュメンタリーのような構成になっているのですが
物語の後半は主にフレディのパーソナリティな部分に焦点が当たります。
彼はバンドとして、ボーカリストととして大成功を収めたわけなのですが
その一方で、彼は自身のコンプレックスから孤独感に苦しめられます。
具体的に言えば、彼の出自や性的嗜好、そしてエイズとの闘いです。
彼はその出自や宗教により英国で差別的な発現を何度もされるし、ゲイであることによって結婚相手とも離婚してしまいます。さらにエイズに罹ったことで今度はもう自分にはほとんど人生の時間が残されていないことを悟ります。
勿論、折原は予備知識ほぼゼロの状態で映画をみたわけですけども、こういうマイノリティについての偏見や病についてのテーマって普遍的じゃないですか
だから、別に映画をみていて古臭いなんて全く思わなかったし、むしろ逆にものすごいリアルにフレディっていう一人やほかのバンドのメンバーにものすごく感情移入してしまいました。
映画のラストで、バンドメンバー全員で抱き合うシーンがあるんですけども、エイズは触れると感染する、なんて偏見もあった時代に抱き合うだなんてフレディが愛されていたんだなって証明になっていてより一層感動しました。
ただのクイーンという素晴らしいバンドの成功を追ったドキュメンタリー映画であればここまで楽しめなかったと思います。
テーマ深いものだが描写はそこまできつくない
2つ目の理由はこれですね。
フレディのパーソナルな部分っていうのはその気になればもっとエグく描写できるんでしょうけども
この映画ではそこまで生々しい描写はありませんでした。
特にゲイに関する描写もかなり抑えられていて
裸のおじさんのベッドシーンぐらいはあるのかと思いましたが、それすらありませんでした。
キスシーンが何度かある程度です。
ただ、これぐらいの描写で抑えてくれていたおかげで、折原のようなそこまでゲイに対して抵抗があるわけでもない人間でも楽しめて見れたので、これについてはかなりありがたかったです。
実際この映画は全年齢が見れる映画に指定されていますしね。
また、フレディが生前沢山の人を呼んで何度もおこなっていたという乱痴気騒ぎについての描写もかなり抑えられていました。
家に帰って色々調べてみましたが実際のパーティーはもっとえげつなかったみたいです。
↑の動画で当時のフレディのパーティーの様子が見れますがかなりひどいですね笑
クイーン自体は知的なメンバーで構成されていたようですがフレディの好みは違ったのかもしれませんね
シナリオもまったく暗いものではありません。
最後もかなりいい感じのハッピーエンドに近い形でおわるので、映画を見終わって鬱な状態にならずむしろ逆に感動できたというのも個人的にはかなりありがたかったです。
今の時代だから受け入れられる内容
これも、ゲイやエイズの話になってしまいますが
おそらくフレディが活躍していた1980年代はそこまで、ゲイやエイズにたいして理解があったわけでもないだろうし偏見もものすごかったと思います。
そういう時代のなかでもし仮にこの映画を撮ろうとしたとしても、ゲイやエイズにたいしてこのような描き方をした映画をつくることはできなかったろうと個人的には思います。
こんなふうに彼のセクシュアリティについて正面から描いたりはできないと思います。
それに世間もそういうテーマにたいしてまだまだ受け入れる準備がなかったと思います。
実際、フレディがエイズを公表した際には騒動になったらしいですし
だから彼の死から27年経って世間の考え方も変わった今だからこそこの映画の内容が生まれたんだろうと思います。
そして、こんな風にセクシュアリティについて正面から描いたことで折原みたいなクイーンをそこまで知らない人でも楽しめる内容になっているんだと思います。
折原も映画を見た後に衝撃を受けて色々とフレディの人生について調べましたし。
日本との意外な関係も!クイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」をおすすめする3つの理由 | EF English Liveの公式ブログ
↑のサイトたちは読んでて面白かったので参考にこのブログでも紹介したいとおもいます。
いかがでしたか?
もちろんこの映画の魅力はライブシーンやクイーンというバンドそのものにあるというのも間違いのない事実だと思いますが
個人的には今回挙げた3つの要素のほうが刺さったし、この映画おもしろいなーって思える主な要因だったのではないかなて個人的には思ってます。
いづれにせよ30年前の人でも案外悩んでいる内容っていう言うのは今とたいして変わらないし
成功者には成功者で悩みはつきないんだなーってことを教えてくれるようなそんな映画だったと思いますし
テーマの重さに反しての優しい描写でかなり見やすくて楽しめる映画になっているので
ぜひまだ見ていない方は見てみてはいかがでしょうか?
クイーンをリアルタイムで知らない20代の方でも十二分に楽しめると思いますのでオススメです!!
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