おりろぐ

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【読書感想・要約】マーケット感覚を身につけよう(ちきりん)


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今日は読んだ本の感想を書いていきたいと思います。

 

今回読んだ本は

マーケット感覚を身につけよう「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

です。


マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

 

ちきりんさんは、証券会社に就職後、外資系企業(一部ではマッキンゼーで人事を担当されていたといわれています。)に勤務されていた経歴を持ち、資本主義の最前線で活躍されていたような方です。

 

おりは就職してからこの方のブログを知ったのですが、それからはちきりんさんの鋭い切り口のブログに衝撃を受けて定期的に読むようになりましたし、著作も一通り目を通しました

 

Chikirinの日記

 

もしかしたら、このブログを読んでいる方の中にはもう既に知っている、という人も多いのかもしれません。

 

で、今回は最近改めてタイトルの本を読む機会があったので、せっかくなのでこのブログでレビューしてみたいと思います。

 

 

この記事がおすすめな人

☑ちきりんのことは知ってるけど、本は読んだことないのでどんなことがかかれているのか気になる、という方

☑時間がない等の理由でこの本の内容をかいつまんで知りたい方

☑自分は市場(=世界)の流れを読むのが苦手だという方

 

このような方はぜひこの記事を読んでみてください

ということで本の内容を要約していきます。

要約編

一言で要約

この本を一言で要約するならば、

 

市場で評価され、人気になるものはなんなのか理解して、それを見つけれる人間になろう!

 

だとおりは思います。

 

この本は市場で評価されるものは何なのかを解説したのちに、それを見つけるためにはどのようにしてマーケット感覚を鍛えればいいのかについて解説しています。

 

以下目次に沿って要約していきます。

 

1 市場と価値とマーケット感覚

 

第一章では、ちきりんさんは市場(=マーケット)を以下のように定義しています。

 

・ 不特定多数の買い手(需要者)と不特定多数の売り手(供給者)が、

・お互いのニーズを充たしてくれる相手とマッチングされ、

・価値を交換する場

 

そしてそもそも市場は以下の要素から成り立っていると解説されています。

 

・取引される価値

・買い手(=需要者)

・売り手(=供給者 )

・取引条件(価格など)

・売り手と買い手が取引する動機

・それぞれの要素に起こりうる今後の変化

・市場で選ばれうるための方法

 

これらの要素を理解していくことが、市場を理解していくためにまずは必要になっていきます。

 

これらの要素の中で一番大切なのは何なのか

それは「取引される価値」であり

じゃあ市場で評価される価値を理解するにはどうすればいいのか。

 

論理的に考える(価値とはなにか論理的に分解して定義する能力)ことももちろん大切ではありますが、それだけで1つのものの価値をすべて理解することはなかなか難しいです。

 

だから、もう一つのアプローチとしてマーケット感覚が必要になってくるわけです。

 

2 市場化する社会

この章ではネットの発達によってグローバル化やマッチングが容易になったことをうけて今後、いろいろな分野が市場化していくだろうということ

そしてそれに伴って市場は統合されて、今後市場での地位をキープしていくためには、ますます市場への理解(=マーケット感覚)が必要になってくるだろう、ということが書かれています。

 

要するにマーケット感覚の重要性はますます増していくだろうということですね。

また、今後の需要と供給がどのように変化するのかを予想することも、市場を理解するうえでは大切です。

 この影響はキャリアの形成においても大切で、例としては医者や弁護士なんかを挙げられています。

3 マーケット感覚で変わる世の中の見え方

この章では、マーケット感覚を持っている人の世界の例を紹介しています。

 

一例をあげるなら、募金という一見市場とは無関係な分野でも

 

どんな人・モノに募金したくなるのか、という要素においては市場原理が働いており、マーケット感覚を持っている人は巧みに募金を集めることができるのです。

 

マーケット感覚をもてばこんな風に世界を見ることができます。

 

ただし、市場というものは流動的ですぐに変化してしまうものなので

常にアンテナを張り巡らせ、マーケット感覚を鍛えながら、市場の変化について観察する必要もあるんだ

ということもにも触れています。

 

4 すべては「価値」から始まる

 冒頭では、マーケット感覚とマーケティングの違いについて解説がされてます。

この二つは以下のように異なります。

 

マーケット感覚 = 「価値」(社会や人が動く根源的な仕組みを理解すること)を理解する能力

マーケティング = 「価値」を利用して何らかの目的を達成するための手法やノウハウ

 

いくら手法やノウハウをたくさん持っていたとしても(マーケティングに優れていたとしても)それを使う対象である価値を見分けられなければ意味がありません。

そういう意味でも、マーケット感覚はやはり重要なのです。

 

そして、マーケット感覚の一番の醍醐味は何なのか

今まで価値だと人々が思わなかったものが実は価値があるのだと、一人で気づくことができることです。

 

一例をあげればユネスコの世界遺産があります。

世界遺産に認定されようが、されまいが、「遺産」の歴史的な価値はもちろん変わりません。

 

それでも、世界遺産というラベルを張ることで、あたかも価値が上がったかのように人々は錯覚してしまうし、世界中から多くの観光客が集まるようになるのです。

 

このように世界中にある主要な遺産をブランド化すれば、新たな価値を付与し、人を集めるようになるのではないか、という発想を持てるようなひとこそ、マーケット感覚がある人なんだというわけですね。

5 マーケット感覚を鍛える5つの方法

そしていよいよマーケット感覚を持つためにはどうしたらいいのかという話に移ります。ちきりんさんは5つの方法を挙げられています。

 

1.プライシング能力を身につける

 

売られているものには勿論値段があるのが普通ですし、それは市場によって決められた値段です。

でもこの値段ていうのは、自分の価値基準によって生み出された値段とは異なるはずです。

このものは1000円で売られているのだからあくまで1000円の価値しかないんだと、考えるのではなく

 

自分の価値基準においてこれはいくらの価値があるものなのか

それを考えるのが大切だということです。

それができるようになれば、今度はほかの人の価値基準や、このサービスを高く評価するのはどのような人か、そして誰に売れば一番高い値で買ってもらえるのかを考えれるようになります。

 

要は相場以外の目でものの価値を考える癖をつけようということです。

 

2.インセンティブシステムを理解する

 

これは、人の言動からその背景にある要因やどうしてそのような行動をとるようになったのかを理解するということです。

インセンティブシステムが理解できれば、市場において、需要者と供給者が何をもとに次はどんな行動をとるのか、ということを予想することができます。(=マーケット感覚が鍛えられます。)

 

インセンティブシステムを理解するためには、自分の欲望にまずは忠実になることが大切です。

 

自分の欲望が理解できないような人には、他人の欲望を理解するなんてことは不可能だからです。

 

自分の欲望に素直に向き合うことで、自分の中にある欲望のセンサーの感度が高まり、他者の欲望も理解でき、インセンティブシステムを理解できるようになって新しい付加価値にも気づきやすくなります。

 

そして素直に欲望を満たすためには基本的に規制によって行動をコントロールすることはNGです。

 

だから、欲望を満たす手段を考えるときには規制や罰則、我慢という手段によってではなく、自発的に人が動きたくなるような方法を考えることが大切です。

 

 

3.市場に評価される方法を学ぶ

この項目はマーケット感覚を鍛える方法という観点よりかは、組織に評価されることと市場に評価されることの違いを理解しようというようなことが書かれています。

 

組織の中で評価されるものというのはキーパーソンに評価されるものですが、市場の場合にはいろいろな人がいるのでそのようなキーパーソンはいません。

だから、ニッチな商品でも市場のごく一部から熱烈な人気があれば生き残ることができるのです。

 

そしても一つの組織と市場の違いは意思決定の仕方です。

 

組織であれば何かを行う際にはいろいろな選択肢の中から一つを選んでそれを必ず成功させようとします。

 

一方市場の場合には、「とりあえずやってみる」というような手段をとります。

とりあえずやってみてダメならあきらめ、うまくいけばそれに専念すればいいのです。

 

今までのような組織での意思決定や成功法ではなく、市場での意思決定や成功法を理解することが今後は大切になるというわけです。

 

4.失敗と成功の関係を理解する

これは、失敗というものの定義を変えるという話です。

失敗は悪だ、とか失敗したらそれで終わり、などと考えるのではなく、

失敗はあくまで成功するために必要な学びを得る機会であり、成功への過程である

 と考えることが大切です。

そして、市場での経験には失敗がつきものです。なぜなら、学校での勉強とは異なり、市場は実践の場であるからです。

 

どんどんやってみてどんどん失敗しその中で市場からフィードバックを受け取っていくことでマーケット感覚は養われ、最終的には成功へつながります。

 

 

 

5.市場性の高い環境に身を置く

これはもう解説不要だとおもいます。

市場とじかに触れあうよう幼な市場性の高い環境に自分の身を置くことで、環境から刺激を受けることができ

またたくさんの市場での意思決定を目の当たりにできるのでマーケット感覚が身に着けやすくなります。

 

 

折原の感想

人類の歴史の中で、市場による価値の交換は、豊かになる過程のなかで必要不可欠なものです。

そして、資本主義の現代ではその市場での価値の交換は「ビジネス」と呼ばれています。

だからこの世の中にはあらゆるところでビジネスが関わっています。

 

マーケット感覚を身に着けるということは、すなわち現代においては、ビジネスを理解することと同義なのではないかとおりは思っています。

 

つまりマーケット感覚はこの世界の仕組みそのものを理解していくうえで大変重要だし、

さび付かせないで研ぎ澄ませないといけない感覚なんだとおもいます。

 

という感じで今回は終わりです。

それでは