というわけで、今回は仮想通貨の話題です。
最近は人もすっかり減り、一時の過熱っぷりもなくなり冷え冷えな仮想通貨界隈ですけど、前回のバブルのころから実際どのくらい人が減ったのでしょうか。
今回は市場にある資金全体の変化つまり、市場規模を比べることでそれを実感?したいなと思います笑
CoinMarketCap
CoinMarketCapというサイトがあります。このサイトでは仮想通貨の市場規模や仮想通貨のそれぞれの市場での占有率を知ることが出来たりします。
このサイトを見てると結構仮想通貨市場全体のデータが見れて面白いので、仮想通貨に興味ある人にはオススメのサイトです。
てことで、早速市場規模のグラフを見ていきたいと思います。
こんな感じです。
見事なまでにバブル!て感じがします。
ちなみにこのてっぺんの部分の時には約8300億ドル、つまり約83兆円のお金が仮想通貨市場に流入していました。
すごい額ですね。
一方現在(2019.2月)だと大体2100億ドル、つまり21億円ぐらいの市場規模まで収縮してしまっています。
これは一昨年の仮想通貨バブルが始まる直前の2017年6月から10月ぐらいまでとほぼ同じ規模です。
つまり、現在は仮想通貨市場はバブルが始まる前の水準まで完全に戻ってしまったような状態です。
最近は人も減って寂しいなあとは感覚的に思っていましたがやはり経済規模的にも元に戻っていたようです。
ちなみに仮想通貨の代表ともいうべきBTC(ビットコイン)の値動きはこんな感じです。
全盛期には1BTC=約18,900ドルという驚異的な額をつけたものの、現在は約3,600ドルぐらいにまで落ち着いています。
こちらも価格の水準としては2017年の7月あたりまで落ちてきているので、結構市場規模の変動と連動していますね。
他の市場規模と比較する
次は、仮想通貨の市場規模をほかの経済圏の市場規模と比較してみます。
企業の時価総額
まずは、仮想通貨市場と世界の企業の時価総額を比較してみます。
仮想通貨市場(全盛期) 約83兆円
マイクロソフト 77兆9,674億円
アップル 74兆8,539億円
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サムスン電子 23兆779億円
仮想通貨市場(現在) 約21兆円
コカコーラ 20兆1546億円
トヨタ 16兆8,892億円
時価総額1位の企業であるマイクロソフトの時価総額よりもでかいです。
そう思うとかなり多くの資金が流入していたことがわかりますね。
こうやって比較すると仮想通貨市場てそれなりにでかかったのかなて思ったりもするんですけど
この比較は所詮個々の企業と市場の比較なんですよね。
一つの市場全体と数多ある企業のうちの一つが同じ市場規模ってことなので、実は全盛期といえどそこまで仮想通貨の市場規模て大きくなかったんですね。
ということでお次は、対等に株や法定通貨などの市場全体と比較してみます。
法定通貨との比較
やっぱり仮想「通貨」と呼ばれるぐらいなのだから、今度は法定通貨の市場と比較してみます。
ドル 1,700兆円
ユーロ(全体) 1,330兆円
円 1,257兆円
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仮想通貨市場(現在) 約21兆円
ユーロ(フィンランド) 20兆円
チリペソ 15兆4000億円
http://www.stat.go.jp/data/sekai/pdf/2017al.pdf
こちらはかなり引き離されてますね。
やっぱり主要法定通貨と比較すると仮想通貨はまだまだ全くといっていいほど歯がてっておりません。
仮想通貨市場はだいたい今はフィンランドで流通しているユーロと同じぐらいの市場規模しかありません。
フィンランドの名目GDPは現在44位(191か国中)なので、そこそこの国の法定通貨ぐらいの市場規模に収まっている感じですね。
ただ仮想通貨は国とは違い世界中からお金があつまるので、これぐらいではやっぱりどこか心もとないし、もっと伸びシロがあるように思います。
株市場
いよいよ株の市場と仮想通貨の市場規模を比較します。
主要な証券取引所の時価総額と仮想通貨の市場規模を比較してみます。
ニューヨーク証券取引所 2686兆円
東京証券取引所 6546兆円
ユーロネクスト 4842兆円
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仮想通貨市場(現在) 約21兆円
ジャスダック 10兆円
マザース 6兆円
http://www.nicmr.com/nicmr/data/market/fig_all.pdf
いかがですか?
やはり主要な取引所の時価総額とは格が全く違いますねー
現在の仮想通貨の市場規模は大体、ジャスダックよりちょい上ぐらいです。
ちなみに、シンガポール証券取引所の時価総額が76兆円なので、仮想通貨の全盛期には、シンガポール証券取引所ぐらいの時価総額はあったことになります。
まとめ
こうしてみると、仮想通貨の取引市場というのはまったく箸にも棒にも掛からないレベルってほどでもないけど、主要な経済主体たち(法定通貨や債券、株etc)と比較するとまだまだなんだなーてことがわかる結果になりました。
勿論、これから仮想通貨市場全体が大きく成長した場合の話ですけども
この間のバブルも上を見ればはるか彼方にいるところを見るというほどバブルって程でもなかったのかなと思います。
もしも、今後仮想通貨の市場が主要な経済圏の一つにまで成長するなら、この間のバブルなんか目じゃないぐらいの成長をするんだとおもうとなかなか夢があるな、と思います。(実際なれるかどうかはさておき)
いずれにせよ、これからも仮想通貨は長い目で見ていこうと思っていますのでこのブログでも考えたことを発信していこうと思うので、今後とも読みに来ていただけると嬉しいです。
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