というわけで、前回の続きです。
前回は上の画像のS&P 500までを解説したので、今回はダウ平均から解説していこうと思います!
ダウ平均
簡単に説明するとダウ平均(株価)とは、アメリカで上場している企業の中から優良な30社を選抜しそれらの株価を平均したものになります。
ダウ平均株価とは?その意味をわかりやすく説明 [外国株] All About
日経平均は225社なので30社というのはかなり少ないですね!
それでも、NYダウの構成銘柄の時価総額は761兆円に及びます。
東証1部全2109銘柄の時価総額は363兆円なのでアメリカの市場規模の大きさを感じますね。
チャートはこんな感じです。
こちらもS&P500と同様に10年間で着実に成長を続けていますね。
2009年の初値 8815.87
2014年の始値 16460.12
2018年の終値 23163.43
なので
5年間のCAGR(年平均成長率)は、7.07%
10年間のCAGR(年平均成長率)は、10.14%
になります。
S&P500と同様にかなりの好成績ですね。
ここ10年でこちらも2倍どころか3倍近く成長しています。
アクティブファンドはこの好成績に加えてさらに手数料分や信託留保分の上乗せまで勝たないといけないといけないので、そりゃアクティブファンドのほとんどに投資してもインデックスファンドに勝てない、というのは納得ですね。
NASDAQ
ナスダックとは全米証券業協会によって1971年から開始されたコンピューターネットワークによる証券市場システムの名称です。
なのでナスダックは初めは株価指数というよりかは証券システムの名称でした。
アメリカやヨーロッパ、日本の各ナスダック市場との相互上場市場で、ハイテク産業などを中心に約5000社が上場しています。
公開基準がニューヨーク証券取引所よりも緩いのでベンチャー企業やハイテク企業が多く上場しているのが大きな特徴です。
チャートはこんな感じ
予想通りというかやっぱりここ十年は堅実な成長を続けているといった感じですね。
2009年の初値 1628.03
2014年の始値 4113.68
2018年の終値 6584.52
なので
5年間のCAGR(年平均成長率)は、9.86%
10年間のCAGR(年平均成長率)は、15.00%
になります。
ここまで紹介してきた中で一番の成長率ですね!
世界の最先端企業がたくさん所属しているからなのでしょうか
実際ここ10年で4倍の伸びを記録していますね。
どうしてここまでスコアがいいのかは今後もっと詳しく見ていきたいと思います。
MSCIコクサイインデックス
MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が提供する世界の株式を対象とした指数、MSCI All Country World Index (ACWI:アクイ)から、新興国と日本を除外したものになります。
全22カ国の株式で構成され、先進国株式市場の時価総額約85%をカバーされており、世界最大の経済大国・アメリカの構成割合が高く、全体の6割以上を米国株が占めています。
https://www.msci.com/documents/10199/75637607-5053-4a11-bc59-30a604cab1fa
チャートはこんな感じです。
アメリカの株が全体の6割を占めているというだけあって、やっぱり右肩上がりですね。
2009年の初値 6128
2014年の始値 15016
2018年の終値 20314
なので
5年間のCAGR(年平均成長率)は、6.23%
10年間のCAGR(年平均成長率)は、12.73%
になります。
こちらもかなりの好成績ですね。
意外なのは、世界中に投資していると聞くと新興国も入っているだろうから何となくアメリカに一点投資するより成長するイメージなんですけど、アメリカの成長率とほぼ一緒なんですね。
それだけアメリカも新興国なみに成長している、ということなのでしょうか。
MSCI エマージング・マーケット・インデックス
最後に紹介するのが、 MSCI エマージング・マーケット・インデックスです。
米MSCI社が提供する新興国の株価を代表する指数で、所謂BRICSがファンドの51パーセントを占めています。
Featured index - Emerging markets - MSCI
チャートはこんな感じです。
上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)[1681] : チャート : 日経会社情報DIGITAL : 日経電子版
新興国が中心ということなので、何となく右肩上がりなイメージでしたがそうでもないみたいです。
アメリカの指数が右肩上がりだったのに比べるとなんとなく心もとなく見えますね。
残念ながら2009年のデータを見つけることができなかったので
2010~2018の9年間のデータで見てみようと思います。
2010年の初値 1055
2014年の始値 1185
2018年の終値 1400
なので
5年間のCAGR(年平均成長率)は、3.39%
9年間のCAGR(年平均成長率)は、3.19%
うーむ、結構しょっぱいですね
このペースだと大体22年ぐらいたたないと原資が倍にはならないみたいです。
日本の成長率よりはいいのかもしれませんがアメリカに比べるとやはり見劣りしてしまう印象です。
仮想通貨の草コインに投資して、嵌め込まれるよりかはいいのかもしれませんけどそれにしてもあまり景気がいい状態とは言えないみたいです。
まとめ
というわけで今回は前回にひき続いて色々な株価指数を紹介しました。
こうしてみるとアメリカの市場の強さがよくわかる結果だなーという感想ですね。
逆に日本や新興国の指標はアメリカに比べるとどうしても見劣りしてしまうようなそんな印象を受けました。
あの有名なバフェットが投資先としてS&P500を猛プッシュしていた理由がよくわかりました。
折原も今後投資先を考えるときにはアメリカの株がどれぐらい入っているのかというのを意識してみようと思います。
今後インデックスファンドへ投資を検討されている方は今回の結果を参考にしていただければなとおもいます。
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